兵庫県で化学工場を建設する際の注意点とは | 兵庫県で工場倉庫の計画なら小西建築設計事務所

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兵庫県で化学工場を建設する際の注意点とは

兵庫県で化学工場を建設する際の注意点とは

石油製品や医薬品、ゴム製品などの化学製品を生産する化学工場では、その特性上、有害物質漏出などのリスクがあります。環境に有害な影響を与える可能性があるため、そういった製品製造を扱う工場を建設する際には注意するべきポイントがあります。

①廃棄物処理の規制

有害な廃棄物が発生する化学工場では、廃棄物処理の規制に注意が必要です。兵庫県の規制に従い、適切な処理方法を確立することが求められます。リサイクル可能な資源の分別や適切な保管方法の確立、処理施設への安全な輸送などが例として挙げられますが、製品に応じて必要な処理が異なってきますので、専門家に相談することが必要です。

②水質保護の対策

化学工場から排出される廃水が水質汚染を引き起こさないようにするための対策も非常に重要です。
例えば、廃水処理システムの導入はもちろんのこと、水質に異常が発生していないかを確認するモニタリングシステムを導入したり、タンクの二重壁化や、防液堤の設置による廃水漏洩の防止などが必要になります。

③工場のBCP対策

取り扱う製品の特性上、危険物を含むことの多い化学工場は、 災害などによる運転停止や工場破損が、人命や環境に甚大な被害を与える可能性も高くなります。
そのためにも、地震や水害に強い持続可能な建物づくりををすることが重要です

④作業員の安全対策

製造する製品の中には、人体に悪影響を及ぼすものが含まれることがあります。仮に薬品を浴びてしまった時に洗い流す緊急シャワーを設置するなど、作業員の安全を配慮した対策を講じておくことが非常に重要になります。

⑤防爆設備の導入

化学工場では、爆発性ガスや可燃性液体、粉塵などの危険物質を扱うことが多いため、防爆対策が必要になります。防爆壁を取り入れたり、換気システムを充実させることも有用ですが、建物面からのアプローチも重要になってきます。具体的には、危険物を保管したり、取り扱うエリアに可燃リスクのある作業やモノが間違っても入り込まないようなゾーニング(区画設計)をすることなどが挙げられます。人的エラーを防ぐ仕組みを作り出すかも、工場建設においては重視するべきポイントです。

まとめ

この記事では、兵庫県で化学工場を建設する際のポイントや手順、安全管理について解説しました。兵庫県で化学工場を建設する際には、環境対策や地域との共生、安全管理に十分注意しながら進めることが重要です。

弊社は兵庫県を中心に工場の建築設計を手掛けております。お気軽にご相談ください。

 

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